2010年02月22日

国立西洋美術館本館を世界遺産に! 広がる活動の輪(産経新聞)

 台東区の国立西洋美術館本館の世界遺産登録を応援しようと、区民が2月、世界遺産登録推進サポーター制度を立ちあげてPR活動を始めた。区も区民の運動を積極的に後押しする意向で、ユネスコで登録の可否が審査される平成23年7月ごろまで、官民共同で活動を盛り上げていく意向だ。実現すれば都内で初の世界遺産となるだけに、地元の機運は高まっている。

 「世界遺産は関東には日光東照宮などの社寺しかないのですから、都内で登録が実現すればすごいことですよ」

 世界遺産登録推進サポーターで、上野観光連盟の事務総長の茅野雅弘さんは興奮気味にこう話す。

 世界遺産登録をめざす国立西洋美術館本館は、フランス人建築家で近代建築の巨匠、ル・コルビュジェ(1887〜1965年)が設計し、昭和34年に完成した。

 フランス政府が世界6カ国のコルビュジェ作品をまとめてフランス枠でユネスコに推薦。21年6月にスペイン・セビリアで開かれたユネスコ委員会で登録一歩手前の「情報照会」とされたことで、登録がにわかに現実味を帯びてきた。

 現在、国や都、区などが委員会に提出するための追加情報を整理中で、23年7月ごろにバーレーンで開かれる予定の第35回委員会で、登録の可否が審議される予定だ。

 実現すれば都内初の世界遺産となるため、地元は盛り上がっている。20年に世界遺産の調査機関「イコモス」から調査員がやってきたときには、商店街に横断幕を飾った。その後も、自作のノボリを上野公園内に立てたり、コルビュジェに詳しい大学准教授を招いて美術館の価値を知るツアーを開いたりと、あの手この手で世界遺産登録を盛り上げてきた。

 こうした中、「情報照会」とされたことで、さらに機運が高まり、区民はサポーター制度を立ち上げた。現在、約120人いるサポーターは、おひざ元の上野のみならず区内全域に広がりそうな勢いだ。

 区は「ユネスコがどう審査するかは分からないが、地元の人たちの活動ももちろん追加情報の中に記載してアピールしていく予定。住民の力も借りながら、都内初の世界遺産登録を何としても実現させたい」と意気込んでいる。

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posted by ナガツカ ヨシヒロ at 14:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エンダン文庫 母国でも語り継ぐインドネシア人青年の勇気(毎日新聞)

 宮崎県日向市の海水浴場でインドネシア人青年が、中学生を助けようとして命を落とした事故から2年半。その勇気ある行動をたたえる図書館が母国に建設される。東京都青梅市の小学校臨時教諭、井上実由紀さん(32)が自主製作した青年のドキュメンタリー映画が多くの人の心を動かして実現した。井上さんは「彼を語り継ぎ、両国の人々の思いをつなぐ場になれば」と願っている。【小泉大士】

 青年は漁業研修生だったエンダン・アリピンさん(当時21歳)。07年8月、おぼれる中学生2人を助けるため海に飛び込み、中学生は無事救助されたが、エンダンさんは翌日、遺体で見つかった。事故当時、ジャワ島の日本人学校に勤務していた井上さんは、エンダンさんの家族や関係者を取材し、映画「マス・エンダン」を製作。両国で計約70回上映され、約7000人が鑑賞した。

 「忘れかけていた大切なことに気付かせてくれた」。誠実な人柄と周囲の悲しみを伝えた映画は反響を呼び、多くの人から支援や寄付が寄せられ、百数十万円が集まった。

 井上さんは、義援金でジャワ島北西部の西ジャワ州チルボンのエンデル村にあるエンダンさんの母校の小学校に図書館を建てることにした。広さは約70平方メートル。「エンダン文庫」と名付け、村の識字率向上につながればと、大人も利用できる寺子屋のような場をイメージした。日本の絵本を翻訳して寄贈し、集会場としての機能も持たせる。3月末に着工し、今年、エンダンさんの命日に開館する予定。

 設計は、都内の設計事務所勤務、小林一行さん(28)と東京芸大助手の樫村芙実(ふみ)さん(27)が担当した。「あしなが育英会」の奨学生だった小林さんは映画を見て、父親をがんで亡くした自らの体験と重ね合わせて共感し、育英会の寮でインド洋大津波遺児の留学生らのため上映会も開いた。

 井上さんは「多くの人が風化させるべきではないと行動した。エンダンさんのように貧しくても、夢抱く子供たちが育ってくれたら」と話している。

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posted by ナガツカ ヨシヒロ at 00:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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